【岩手県】人気温泉地ランキング
直近一年間にゆこゆこネット経由で予約・宿泊が多かった岩手県の人気温泉地をご紹介。江戸の頃の温泉番付にも登場した名湯、日本を代表する名湯が多数ランクイン。今も昔も名湯は人々の心を魅了し続けています。
更新日:2024/12/2
岩手山を望む高倉山東麓に、源泉が湧き出る一軒宿「雫石プリンスホテル」が建つ。ゴルフやテニス、スキーなど高原のリゾートライフが満喫できる地として、近年注目を集めている温泉地だ。スポーツやレジャーの後にゆったりと温泉に浸かれば体の中からリフレッシュでき、売店では温泉水を原料またはモチーフとした様々なグッズも用意されている。 そして、ホテルから望むのが岩手のシンボル、岩手山。奥羽山脈北部にそびえる標高約2038mの山で、2つの外輪山からなる複式火山。盛岡側から見る姿は「南部富士」としても名高い均整のとれた「表岩手」、松尾村方面から見る姿は悠然かつ毅然とした「裏岩手」と呼ばれている。 富士山の片裾が削れているように見えることから、別名「南部片富士」とも。古くから山岳信仰の対象であり、岩手の人々の心の故郷でもあった岩手山の美しい姿を眺めながら、高原リゾートで心も体もリセットしたい。
岩手県 花巻温泉郷 志戸平温泉
遠く平安の昔から「陸奥のいで湯」として知られた花巻温泉郷の中でも、名湯秘湯が集中する豊沢川流域入口に位置する温泉地。清流を見下ろす渓谷の立地に、大型ホテル、高級旅館とそれぞれ趣きが異なる2軒の湯宿が立ち並ぶ。 古くから山あいの閑静な湯治場として知られてきたが、最近ではゴルフ、テニス、スキー、釣りなど、様々なレジャーを愉しめる総合温泉リゾート地へと変貌を遂げつつある真っ最中。とはいえ昔ながらの温泉情緒もまだまだ健在だ。 花巻出身の童話作家・宮沢賢治も愛したみちのくの山々に抱かれてゆったりと湯浴みをすれば、眼の前には四季折々の渓谷美がパノラマのように雄大に広がる。身も心もほっと安らげる、山と清流に抱かれた癒しの湯の里だ。
収容人数1000名を超える温泉リゾートホテルから、心温まる家庭的おもてなしの小さな旅館まで約18軒の湯宿が立ち並ぶ温泉郷。 地域には、日本最大級の本格的ガーデニング公園の「フラワー&ガーデン森の風」もあり、春にはカタクリの群生地や野草を楽しみながら鴬の鳴き声を聞くことができます。 温泉街中心部には、足湯の併設された「うぐいす湯の里公園」があり、新緑や紅葉などの四季を感じながら、やすらぎのひとときを過ごすことができます。
岩手県 花巻温泉郷 山の神温泉
JR花巻駅から岩手県交通バス新鉛温泉行きで約35分、東北道「花巻南IC」から県道12号経由で約13㎞。「山の神温泉」は宮沢賢治で有名な花巻の地に湧く東北地方有数の花巻温泉郷の一つ。 豊沢川の渓流を望む、広大な敷地に立つ「優香苑 (旧 幸迎館)」が一軒宿の温泉で、四季折々の景色を堪能できる開放的な露天風呂がとても癒されると評判が高い。四種の源泉を贅沢に使用した源泉かけ流しの天然温泉はまるで化粧 水のようなとろみを帯びている。 名前の由来は、山の神様を祀っていると崇められる「山?(やまずみ)神社」があることから、山の神様が居る地に湧いた温泉であることから名付けられたとか。宮沢賢治が愛した花巻の夜空を見ながらの湯浴みは、また格別だ。
花巻温泉街から県道297号線を台川の上流に向かって1.5㎞ほど登ると、やがて道は峡谷の中をぐるりと一周して行き止まる。その円のほぼ南半分、狭い谷間の清流沿いに広がる温泉地。 細い坂道に木造旅館やホテル、日帰り共同浴場が十数軒立ち並ぶ昭和レトロな温泉街。緑深い山々に囲まれた自然豊かな環境は、新幹線新花巻駅まで約20分ほどというアクセスの良さが不思議に感じられるほど静かで、ノスタルジックな雰囲気に満ちている。 明治~昭和にかけて湯治場として自炊客で賑わったが、現在は温泉通に好まれる大人の隠れ家的な雰囲気でゆったり逗留しながら温泉を堪能できる。早春には北限の山野草が咲く宝庫としてハイキング客が集まる。
岩手県 花巻温泉郷 花巻温泉
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ…」。“デクノボウ”と呼ぶ理想的人間像を詠んだ宮沢賢治の「雨ニモマケズ」は、今も世代を超え多くの人に読まれている。 人道主義と博愛主義を目指した農業青年、宮沢賢治が“イーハトーブ”と名付けた生まれ故郷、岩手県花巻市。その北西部に花巻温泉が湧く。 現在は桜や松の並木が整備され、賢治が設計した日時計花壇のあるローズガーデンを隣接する北東北随一の温泉リゾート地。東北自動車道・花巻ICからも近く、観光拠点としても便利だ。「慾ハナク決シテ瞋ラズ イツモシズカニワラッテイル(中略)ソウイウモノニ ワタシハナリタイ」。賢治が愛した故郷とじっくり向き合う旅もよい。
岩手県 花巻温泉郷 大沢温泉
奥羽山脈の渓谷沿いに湧き出る東北有数の規模を誇る花巻温泉郷。その数は14カ所にもおよび「大沢温泉」はその中の一つだ。花巻空港より車で約30分、花巻駅からバスで約30分とアクセスも良く、周辺に広がる県立自然公園の四季折々の豊かな景色を楽しめるのも魅力。 またここ花巻市は縄文時代からの歴史的資料や旧跡も多く、詩人で童話作家の宮沢賢治のゆかりの地としても有名。最近人気のパワースポット巡りの地とされる北上山地の最高峰・早池峰山や樹齢900年を誇る白山杉もあり、観光客が四季を問わず多く訪れる。 史跡や偉人たちの足跡を辿るべく市内を観光した後は、肌触りの良い温泉でその疲れをゆっくり癒したい。
岩手県 渡り温泉(花巻温泉郷)
宮沢賢治の童話「なめとこ山の熊」の中に登場する“なめとこ山”から流れ出る豊沢川沿岸に、野趣あふれる温泉やひなびた温泉が点在する花巻南温泉峡。 そのうち、志戸平温泉と大沢温泉の間、豊沢川と支流・大沢川が合流する場所に、温泉郷の新しい仲間としてお目見えした新しい温泉が渡り温泉だ。 湯船は、大きなガラス窓越しの大浴場に広々とした露天風呂や香り高い檜風呂と多彩。四季折々の山々の緑のうつろい、川のせせらぎ、鳥のさえずりを間近に感じながら、身も心も癒される安らぎに満ちたひとときを過ごしたい。
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